ブックタイトル月刊フードケミカル見本版(2014年 3月号より抜粋)

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月刊フードケミカル見本版(2014年 3月号より抜粋)

月刊フードケミカル 2014?3 15大したスペースを最大限に活かすべく,新分析センター建設を機に設計段階から現場の意見を取り入れ効率的で安全な環境を整えた。エレベーターはサンプルや分析機器などを搬入するため通常より大きく造られ,各階には今後の業務拡大に対応できるスペースを残している。部屋の配置は検査における下処理→試料作製→分析→計測→評価の動線を考えたものとしており,パスボックスが備えられている部屋が多いのが目立った。放射能測定に使用するゲルマニウム半導体検出器は2tを超える鉛の遮蔽体が必要でこれまでは1階に設置せざるを得なかった。新設備建築に伴い食品衛生分野のある4階に4t分の加重に耐えられる床を整備した測定室を作り2台のゲルマニウム半導体検出器を設置,これまでは前処理後に台車に乗せ3階から1階に運んでいた検体を,ドア1枚で直接受け渡せるようになった。微生物検査の部屋は特にスペースを拡大した。個々の実験室の前室は一つの廊下で繋がっており,各々大きな窓でさらに外の廊下からも中が見えるようになっている。前室と検査室では2回,衣服と履き物を替えることになるが,前室が一つの廊下になったことで手作業の多い微生物検査の効率が格段に上がった。☆空気と水の流れを徹底管理設備の中で最も配慮したのが空気と水の流れである。実験室と事務室で空気が行き来しないように実験室を陰圧,事務所を陽圧に保ち,全館のドラフトは常に面風速0.5m/sとなるように管理されている。大部屋の実験室は実験台ごとにフードがあり個々に排気フードが設置され,分析機器それぞれも排気口に直接つなぐバルブがつけられた。流しは赤色にカラーリングされたものとステンレスや白色のものの二つがセットとなっており,赤い方は酸性排水専用としてタンク,配管も特別な設計となっている。部屋,廊下には警報ランプが置かれ,排気異常,排水異常を直ぐに知らせてくれる。☆最新鋭の分析機器で高精度検査を迅速に新分析センターの分析機器保有台数は合計200台を超える(光学機器26台,GC24台,LC19台等)。新たにICP-MS(誘導結合プラズマ質量分析計),TG-MS(熱重量-質量分析計)を導入し,GC-TOFMSも5月頃に導入予定である。GC-TOFMS検出器はガス化できない成分も測定が可能で,アミノ酸などの分析も行うことができる。ICP-MSは高精度の金属分析を行う装置で,同装置を使用することで,これまで安定同位体測定により広く調査を続けてきた原産地確認の検査を,より多くの穀物でできるようになる。TG-MSは加熱温度ごとに出現する成分を計量できる装置,設備の防火耐性や製造設備の異臭対策などに利用できる。これらの装置の導入により,これまでいくつもの化学的検査や複数の分析装置が必要であった成分分析や異物の特定検査を,よりスムーズにこなせるようになった。また従前の装置についても買い換え,部品交換,修繕などを行い,最新の分析検査ができる状況を整えた。Ge半導体検出器有機化学実験室ICP-MSIR-MSTG-MS