ブックタイトル月刊フードケミカル見本版(2014年 3月号より抜粋)

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月刊フードケミカル見本版(2014年 3月号より抜粋)

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月刊フードケミカル見本版(2014年 3月号より抜粋)

月刊フードケミカル 2014?3 3いはかなり強いです。しょうがを用いることで商品に付加価値をつける場合,原料原産地が明示されないものよりも『国内産』,さらに『高知県産』とエリアが狭まるほど,付加価値,ブランド力は上がります。これにプラスして独自の「黄金しょうが」であることが,ご評価を頂くようになりました。“ 高知産黄金しょうが使用”と表示した菓子などもみられるようになり,また,当社の社名とブランド名を商品に使いたいとのご相談も頂いております。加工食品原料としても「黄金しょうが」の認知度が高まっているように感じています。――加工食品分野での最近の取り組みについてご紹介ください坂田 一昨年に竣工した粉体工場には,乾燥・粉砕装置,異物検査装置などの機械設備を揃え,しょうがをはじめとする農産物粉末およびその加工品の製造を行っています。昨年はさらに過熱水蒸気殺菌機とマグネットストレーナーを導入し,本格稼働の体制を整えました。過熱水蒸気殺菌機は,高温・高圧の過熱水蒸気によって粉末を徹底的に殺菌するだけでなく,粉末の焙煎も可能なため,にんにくなどのロースト粉末の開発も進めています。また,マグネットストレーナーはごくわずかな異物も除去し,製品の安全性を保ちます。当社としてはかなり高額な投資となりましたが,これによって原料から乾燥粉末製品まで,自社での一貫した製造が可能となり,加工食品だけではなく,健康食品分野への供給にも対応できるようになりました。 また,新商品として,発酵黒にんにくをペースト化した「ねり黒にんにく」を開発しました。自社で熟成発酵させた黒にんにくは,ドライフルーツのような深い甘味と酸味があり,にんにく臭はほとんどありません。ラーメンスープやカレーなどの調理感や煮込み感を引き立て,また,菓子やデザートソースに使用した際にも良好な酸味や甘味を付与します。80g入りの小瓶を3月から全国発売し,今後はOEM供給や,業務用向け販売も考えています。――しょうが原料の最近の状況と御社の供給体制は?坂田 昨年は世界的にしょうがは不作で価格が高騰しています。国内についても高温少雨で全国的に不作となり,前年から30%減収し,価格も値上がりしました。当社は計画栽培に基づいてしょうがを生産しており,収量は減りましたが,安定的な供給を維持しています。――御社の事業展開について,展望,抱負などをお願いします坂田 当社の基盤は自社で150町歩の農場を持っていることです。この農場から年間約7,000 ~ 8,000tのしょうがを収穫・貯蔵し,生鮮品や加工品などの事業に派生しています。粉末のほか,漬物向けの紅しょうが,調味料向けのおろししょうがなどを供給し,さらに減農薬による栽培,成長点培養によるしょうがの育種なども手がけています。 また,しょうが栽培の分野で初のGLOBALG.A.Pも一昨年に認証を取得し,よりレベルの高い原料の品質管理を行っています。 健康機能性に関する取り組みについては,しょうがの末梢血管血流改善作用・冷え性改善作用に関する研究のほか,昨年の日本化学会中国四国支部大会では,当社が保有するショウガの精油分析について研究発表を行いました。このほか,機能性特化した品種などの開発栽培も,レギュラー栽培とは別にスタッフを揃えて実施しています。 当社の事業は農場を出発点として多方向に枝を広げています。今後もさらに枝を広げ,将来的には健康食品だけでなく,医薬品として役立ち得るしょうがの研究開発なども行っていきたいと思っています。